木枯しが吹き、人恋しい季節になった。いつも夏で恋が終わって
しまってクリスマスはひとりぼっち。そんな年がずっと続いてい
る。今年のクリスマスもまた一人。恋がしたい。「輝ける自分で
いたい」と思い恋を探しに街をさまよう。真新しい恋なんて見つ
かるはずもなく、ただ歩き続ける。行きかう人の群れ。すれ違う
人々は、みんなカップルだなんて...悲しくて涙があふれてきそ
う。零れ落ちないように必死にこらえて空を見上げる。オリオン
座が光り輝き今にも降ってきそうな星。夜空だけは、優しく包み
込んでくれた。大広場には大きなクリスマスツリーが飾られ待ち
合わせ場所になっている。その広場のレンガが積み重なっている
ところに座って一人待つ。誰を待っているでもなくただ一人。会
いたい赤い糸、運命の人。いるのなら現れてほしいと星に願っ
て...。何時間、座っていたのだろう。周りの人はまばらとなり寒
くて凍えそう。帰ろうと立ち上がった、そしてまた空を見上げ
る。あっ!流れ星!いいことあるかなぁ。ちょっと得した気分。
微笑んだ顔に雪が舞い落ちる。あっ!雪だぁ〜!辺り一面銀世
界。ホワイトクリスマス!!サンタさんも笑っている。未来の人
と!!きっと出会える。来年のクリスマスも同じ場所で待つ。すて
きな物語がはじまる予感。
2001-10-28 アクア
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