私がその人と出会ったのは友達たちと一緒に遊んだときでした。
彼は9回目の最後の受験生を迎えていました。昔からの医者にな
るという夢を捨てきれずに今もその夢にむかって頑張っていまし
た。ただ、私がそのことを知ったのは、ずっと後のことです。
初めて会った時はピンとこなかった人でしたが、番号を交換して
メール交換をしていくうちに私はその人に恋をしました。せっか
くの冬休みだったので私はしつこく彼を遊びに誘い出しました。
彼は、時間があれば私に付き合ってくれました。そしてセンター
試験前日に私に明日、受験があると言ってきました。こんなに長
く浪人生をしている自分が私に嫌われるのが怖くて言い出せなか
ったそうです。私は、それを知って自分の勘の無さと今まで付き
合わせてきた自分を恨みました。しかし彼はストレスが解消でき
て良かったと電話越しで笑っていました。
結果は不合格。彼はそれでも私に笑い話のように笑ってその結果
を教えてくれました。これからは就職活動に精をだすと。私は、
その話を聞いて涙が止まらなくなりました。彼が一番辛いはずな
のに・・・
それから私たちは恋人同士になりました。彼自身が寒い冬から抜
け出すことはできませんでしたが私たちの素敵な暖かい冬物語が
できました。
2001-10-24 小りんご
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