クリスマス・イヴの日…僕は決心をしていた。
学校に行く途中、朝はかなり冷えていて、空は曇っていた…。
自転車で高校まで行くのに1時間くらいかかる。
その間に僕の決心は固まりつつあった。
クラス内、授業は終わってもう帰り始める友人達もいたが、
僕はまだクラスの中にいた。
彼女を待つために。
放課後、高校玄関の裏から自転車置き場に続く近道で、
僕は彼女を呼び止めた。
ココロの奥に止めた想いを打ち明けるために…。
「あのさ・・・」
彼女は何でもなさそうな顔をして、
「なぁに?」
と振り向いた。
「好きだ…君のことが。」
僕は何も考えずに言おうとおもった。
彼女の顔は赤く頬を染めてうつむいていた。
「ありがとう、でも…あたしでいいの?」
その言葉を聞いて、僕は彼女を抱きしめてしまった。
「好きだから、誰よりも好きだから…。」
奇跡は起るものだ。空は雪をまいて白く染まっていった。
終わり。
2001-10-15 真冬のコロスケ
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