桑田佳祐/白い恋人達 あなたの冬の恋物語
 
『レゲェ・クリスマス』』

「ワー 暖か〜い」10時に羽田から飛行機に乗ってきて、昼 前にはもうか沖縄、12月23日、イブの前日だというのに20 度を超えている。
空港から予約しているホテルに行くまで30分位、ちょっと寒い かもしれないけどオープンカーを借りて海岸沿いをドライブ。 持ってきた『レゲェ・クリスマス』のテープをかけて、ムードは 一気にリゾート気分。
いくら気温が23〜4度あると言っても、この12月に真っ赤な オープンカーで海岸沿いを走っているやつなんてそういるもんじ ゃないが、盛り上がってしまった二人には周りなんて見えていな い。
今までクリスマスは雪景色と思いこんでいたので、『レゲェ・ク リスマス』は、
変わり種のクリスマスソングくらいにしか思っていなかったの に、これがまたぴったり合ってしまうもので、ここで ビーン・ クロスビーの 「WHITE CHRISTMAS」は、合わないような、、、。
(夜になれば別だけど)
そんなこんなしてる間にホテルの部屋に到着、ベランダ一面に広 がる真っ青な海と空、
下手な海外のリゾートより、海の青さは格別。
ある一言が言いたくてここまで着てしまったけど、はたしてどん な反応が返ってくるのか、期待と不安が交差したが、思い切って キザ夫になって言ってみた。
「麗奈 俺からのクリスマス プレゼント!」
すると思ってもいない言葉が、、、
「健ちゃん ひとつお願いがあるんだけど」
(何だ お願いって、ありがとうとか言って抱きついてきてくれ るのかと思っていたのに
わからない、とりあえず)
「何 」 と言ってみた。
すると内緒話をする仕草で、俺の耳元に両手をあて、「着いたば かりだけど、、、エッチしない。」
一瞬ドキッとした、今まで一度として言ったことのない言葉だっ た、でもありがとうを何十回、何百回言われるよりうれしかっ た。
ベランダを全開にして、カーテンが海風に揺れる隙間から、一筋 の木漏れ日が揺れている。
波の音が二人を包み込むみ、流れるような時を過ごす。
知り合って半年、毎日のように合っているのに今日の麗奈はいつ も以上に柔らかく、やさしかった。
翌日、またまた麗奈のたってのお願いで夕食はルームサービスな った。
「シャンパンもネ!」「ハイハイ」もう言いなり状態。
そろそろ食事が運ばれてくる頃になると、いきなり「お風呂に入 って」と言いだした
あまり気が進まなかったけど、入ることにしてタオルを持ってバ スルームのドアノブに手をかけると今度は「いいよって言うまで 出てこないでね!」と、、、。
長い長い入浴タイム、やっとの思いでお許しが出てだいたいさっ しはついたけど、「オー 凄いな」と驚くと、どうだ!とでも言 いたげな仕草。
あの持たされた重いバッグの中には、デコレーション類はもちろ んのこと、電飾、シャンパングラスにまさかシャンパンを冷やす ステンレスのシャンパンクーラーまで入っているとは、、、、。
そこで一言「健ちゃん 私からのクリスマス・プレゼント!」参 りました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので「あ〜ぁ 東京 に着いちゃった。」
3日間のタイムスリップもジ・エンド。
親元で門限がある麗奈の「あ〜ぁ」には、重みがあった。
「まだ4時間あるよ! 横浜回って帰ろう」愛おしかった。
港に車を止めて時間ぎりぎりまで過ごした、何するわけでもない のに。
家に着き車から降りる間際にクリスマスカードを渡された。
(ず〜っと 一緒にいようね 麗奈! )と、、、。
約束どうり今も隣で夢の中、、、、、。
 
 
2001-11-22 masa
 
 
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