1年前の冬の終わり、僕の片思いも終わりを告げました。
彼女と知合ったのはまだ暑かった夏、出会い系サイトって場所で
した。最初はただのメル友で、好きとかそんな意識は全然なかっ
たんです。
おたがいそんなにマメなタイプじゃなかったし、メールのやりと
りは週に1回程度。昔は何をしていたとか、昨日は何をして遊ん
だとか、内容だって全然普通でたいしたコトありません。
けど、夏が終わり秋がすぎて冬が始まろうかという頃、彼女に会
いたくてしかたなくなりました。
それまで、メル友はしょせんネット上だけの付き合いで、会って
遊ぶ必要はない。そう思って、1度でもメル友に会いたいなんて
思ったこともない僕が、どうしても会いたくなってしまったんで
す。
自分自身信じられないことですが、ひょっとしたらこの時はもう
彼女を好きになり始めていたのかもしれません。1度も会ったこ
ともない、1言も声を聞いたこともない彼女
に・・・・・・・・・
12月の頭、僕の誘いで僕たちは会う約束をしました。最初だ
し、ゆっくり話ができればいいと思って会社帰りに酒でも飲もう
って誘ったんです。
思ったより早く仕事が終わった僕は、待ち合わせ場所に20分く
らい早く着いてしまいました。それでも、彼女から聞いていた服
装と電話番号だけを頼りに彼女を探し続けました。
約束の時間を少しすぎた頃、彼女を見付け約束通り2人で酒を飲
みに行きました。
酒を飲みながら、どうってことのない話で盛り上がりハイテンシ
ョンになった僕は、彼女をとことん笑わせたい衝動が抑えきれ
ず、バカのオンパレード・・・・・・・・・
そのまま、駅で別れたんです。『また、メール出すから。』そう
約束して・・・・・・・・・
そして、彼女からのメールはピタリと止みました。何度か電話も
かけましたが、連絡がつきません。
その時、『あぁ僕は彼女が好きだったんだ。』そう気付いたんで
す。連絡が取れない寂しさの中で、僕はただ毎日パソコンを立ち
上げ、彼女からのメールを待ち続けました。やがて、半月がすぎ
た頃僕は彼女からの返事をあきらめました。そして、パソコンも
起動しなくなったんです。
時が流れ、1月の中頃にひさしぶりにパソコンを立ち上げまし
た。年賀状の返事を書くためです。
家族からのプレッシャーもあり、ようやく思い腰を上げた僕は1
ヶ月ぶりに起動したパソコンのメールをチェックしました。1ヶ
月の間、サーバにためにためたメールが一気に受信トレイに流れ
込んできました。数は十数通程度ですけど・・・・・・・・・
メル友はしばらくいらない、そう思ってメル友から着ていたメー
ルをゴミ箱に移していきました。
とその時、彼女からメールが着ていることに気が付いたんです。
12月の終わり、僕がパソコンを起動しなくなってから、わずか
1週間後のことでした。
メールには、『仕事で色々あってしばらく誰とも話しをしたくな
かった。』そう書いてありました。
僕は後悔しました、なぜあと1週間だけパソコンを起動しなかっ
たのか?なぜ諦めると決め付けて携帯から電話番号もメールアド
レスも消してしまったのか?
当然、彼女から着たメールはパソコンからも携帯からも削除した
あとです。
もちろん、アドレス帳からも・・・・・・・・・
それでも、その日の内に彼女にメールを出しました。もうメール
は届かないと思ってパソコンを全然立ち上げていなかったこと、
もし愛想をつかしてなければ返事がほしいことを書いて。
3日後くらいに、彼女からメールが帰ってきた時は本当に嬉しか
ったです。パソコンのディスプレイをバンバン叩いたくらいで
す。
彼女から帰ってきたメールには電話番号と携帯メールのアドレス
の他に『連絡しなくてゴメン、あんなに長い間メールを出さなか
ったし、○○からメールが着た時は本当にうれしかった。』そう
書いてありました。
本気で言っているにしろ冗談で言っているにしろ、僕は天にも昇
る気分でした。そして、僕はその場で彼女に電話をかけました。
ただ、彼女の声を聞きたくて・・・・・・・・・
その後もメールを出し、時には電話で話しをしました。はじめて
会ったあの日がくる前と、何ら変わりなく時はすぎ、冬は終わり
に近付いていきました。
そして、2人の仕事の関係で会うことができなかった僕たちも2
月の終わりにもう一度会いました。
今度は、朝から一緒に遊んで・・・遊んで・・・・・・・・・
けれど、2度目に会ったこの日を境に彼女とは2度と連絡が取れ
なくなってしましました。
理由は自分でも解ってるつもりです。もう2度と連絡が取れなく
なるんじゃないか、彼女と別れた時からそんな予感がありました
から・・・・・・・・・
あれから1年がすぎ、また雪の季節になりました。
『ガキくさい。』そんな言葉が似合
2001-11-20 トモ
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