〜 Winter Story 〜
今年もまた白い季節がやってくる。雪の空に何度となく描かれ繰
り返される冬のstory。
それは白い世界に導くilluminationsとともに。そして恋人たち
の限られた時間とともに。
季節は人の心を惑わす。春で始まる恋が秋で終わり、冬に向かう
季節にまた始まる。
いつの年も秋は人の心に暖かさという温もりを必要とさせる。そ
こには夏ような駆け引きはいらない。
この季節だけは“心のまま”に感じることができる。この季節だ
けはきっと、天使がくれた“恋人たちの時間”なのかもしれな
い。
いつもアクティブな生活を送っていた私。それはOntimeと
Offtimeにメリハリをつけて毎日を過ごしているせいか、時間の
大切さをいつも感じていた。少ない時間こそが最も大切で充実で
きることに最近気づきだしていた。だから人との出会いにも時間
は惜しまなかった。今振り返ると、あの時既に私と彼女にとって
の“冬のstory”が始まっていたのかもしれない。
秋の訪れが感じられるある週末、私は友人のパーティーに参加し
た。パーティーは盛大に行なわれいつもの様に楽しい時間を過ご
した。パーティーの終盤、私はレルトルーム向かう通路の椅子に
目を向けた。そこには友人と話しをしている女性がいた。彼女は
パーティーには参加していなかったようだったが2次会からの参
加のようだった。パーティーが終わり私達は店を出て幾つかのグ
ループに分かれた。私は翌日の仕事を考え先に帰るつもりだった
が、N子に呼び止められた。“三人でラーメンを食べに行こう
よ” そこには先ほど見かけた彼女がいた。私達はホロ酔いのN子
を真中に挟み、手をつないで彼女のお薦めの店へ向かいラーメン
を食べ別れた。私は独りいつものcafeにより熱いエスプレッ
ソ頼み明日のスケジュールを考えていた。ここまではいつもと変
わらない飲み会の風景だった。
週が明け、慌しい毎日を送っていたある日深夜にケイタイが鳴っ
た。私はオフィスで、見知らぬ通知番号からの電話を受けた。そ
こからは聞き覚えのあるやさしい声が聞こえた。
“お元気?分かります?…”。
始まりはいつも突然で、心の片隅から消える前にやってくる。初
雪のころのように、そっと・・・。
忘れていた。別れ際に番号の書いたビジネスカードを渡したこと
を。でもこの声は無意識のうちに心の片隅にあったのかふと名前
が出てきた。これが私達の再会、そして“ハジマリ”だったのか
もしれない
。それから何度か電話で話たり食事しお互いの近況を話あった。
逢えないときのため息は恋のハジマリと想い出した。毎日のハ-
ドワ-クの中で忘れかけていた感覚。遠い昔、朝もやの中で切な
い胸の痛みに脅えていたあの頃、触れると離れて行ってしまいそ
うな想いに素直な自分を出せなかった。いまだけたは冬の雪のよ
うにナチュラルにそっと積み重ねて行きたいこれからの二人の
story。
夏の終わりの海、夜更けのcafé、秋の公園の散歩道、Birthdayの
シャンパン、海外からのLongdistancecall、大きなクリスマスツ
リー。これからどんなキーワードが描かれるだろう。
二人は逢うたびにお互いを知り、逢うたびにインスパイヤされ、
そして逢うたびに心が近づいていく。
冬の足音より速く、心のままに…。
落ち葉で黄紅の街並みが白くファンタジックな街へ変わってい
く。恋人達の季節“Christmas”へ。
夏の終わりに始まった二人のステディな仲は、illuminationsの
温もりに導かれるように第2章へ。
冬の妖精達が今年もまた白い街へ舞い降りる。“恋人達の想い”
を叶えるために。素直想いを心のままに、クリスマスの鐘の音と
ともに…。
2001-11-11 kazu
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