桑田佳祐/白い恋人達 あなたの冬の恋物語
 
今年降る初雪は、何処で誰と見るんだろう?

ねえ、覚えてる? 今年の初雪を。
新世紀、横浜に降った初雪は 初めて二人で会った夜のこと。

お正月明けの連休でさ、
あたしは身近に起きた暗いニュース引きずって、
少しばかり落ち込んでたんだ。

そんなとき、携帯に届いた短いメール。
「飲みません?」とただ一言。

待ち合わせて、お店探して二人歩いてたとき、
初雪が舞い降りてきたんだよね。
窓越しに降る雪眺めて、グラス交わして、何話したっけ?

あたしは覚えてる。帰りたくないと、よぎった思いを。

何気なく交わすメールが楽しくて、
胸ときめかせては、
届かぬ返事にいらついたり、不安になったり。
そう、あたしは久しぶりに恋をした。

自信に満ちた君の態度。偉そうでさ、いっつも憎まれ口ばかり。
でも、つないでくれる手は暖かで、力強くて、頼もしくて、
そして、時にちょっとだけ優しいの。

ねえ、覚えてる? 一緒に歩いた汽車道を。
12月のみなとみらいはさ、
澄んだ空気に、クリスマス仕様のイルミネーションが綺麗で、
吹く風に少し潮の香り。

君と初めてあった季節がもうすぐやってくる。

終わってしまった恋に、叶わなかった恋に、
この歌を、君との恋の鎮魂歌に。

ただ会いたくて 恋しくて 切なくて・・・

きっと思い出すよ 君のこと。雪が降る夜にね。
 
 
2001-10-30 ton!
 
 
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